読み聞かせは大事だ、毎日読み聞かせをしなさい。そういった話は子どもが生まれたらよく聞きますよね。でも何を読めばいいの?物語ばっかりでいいの?図鑑ってどう読めば?悩みは尽きないと思います。私もそう。日々手探りしながらです。どんなジャンルの本を読めばいいのか、ご参考になればと我が家での体験を紹介いたします。
まずは子どもが本に興味をもつところから
どの本を読めば??と悩む前に、まずは子どもに絵本に興味をもってもらいましょう。赤ちゃんはすぐにしゃぶってしまいますが、おもちゃ替わりに渡してみるのも手です。今はページが分厚い頑丈な本もたくさんありますね。私も長女りんりんに、ゼロ歳の頃から絵本をおもちゃ替わりに渡していました。


たくさんしゃぶっていたので端がボロボロですね汗。でも、絵本をおもちゃ替わりにして遊んでいたので、普通の本にも興味深々!兄のけんけんに読み聞かせをしている時、必ず私にも見せて~とハイハイで寄ってきます。まだそのページが読み終わっていないのに、どんどんめくって大変ですが。。
兄のけんけんは、電車が大好きな赤ちゃんだったので、電車がいっぱい載っている写真絵本を渡していました。毎日のように見ていたので、1歳になった頃には「山手線は?中央線は?スーパー白鳥は?南海ラピートは?」と聞くと、これ、これ!と写真を指さすことができるように。赤ちゃんでも、毎日の積み重ねって大事ですね。(年中になった今、興味は生き物系へ。電車のことはほぼ忘れた様子です。。。)
絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら
どのジャンルを読む?
子どもが絵本に興味を示したら、どのような本を読んであげればよいのでしょうか?それぞれのジャンルの特徴や効果を考えてみました。
物語の本
文部科学省のHPでは、物語の読み聞かせについてこう述べています。
◇絵本や物語の世界に浸る体験は、幼児の心を育てます 幼児は、先生の読む言葉を聞きながら、登場人物になりきって、想像上の世界に思いを巡らし楽しみます。その際、登場人物の悲しみや悔しさなどの様々な気持ちに触れることができ、他人の痛みや思いを知る機会となります。したがって、こうした体験は幼児の心を育てていくのです。 文部科学省HPより http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youji/asobou/try/yomikikase.htm
物語は、作家さんが子どもたちに楽しんでほしい、という思いだけでなく、”やさしい気持ちをはぐくんでほしい”、”主人公のように勇気を持ってほしい”など、さまざまな気持ちを込めて作られたお話です。主人公が別の登場人物に優しくすることで、「自分も困っている人がいたら助けよう」と思ったり、主人公が勇気を出して冒険する話では「自分もいろいろなことに挑戦してみたいなあ!」と思ったり。子どもたちの情緒や共感力を育てます。
けんけんにも、物語の絵本を読みながら「けんけんもこの話の主人公みたいに〇〇しようね」と話しています。人の気持ちが分かる子どもに育ってほしいのなら、物語の絵本の読み聞かせは必須である、と言っても過言ではないと思います。
知識の本
大人になって、趣味で読む小説を除くと説明文を読む機械の多さに驚くのではないでしょうか。仕事の勉強でも、資格試験の参考書でも、取扱説明書だって”説明文”です。書いてあることを正確に理解し、自分の知識(力)として使うことが求められます。物語は登場人物に感情移入してドキドキワクワク楽しめます。一方、知識の本は「へー、そうなんだ!」という発見があれば楽しいですが、その分野に興味がないとイマイチ反応が悪くなります。大人だって、興味のある分野の新書は読めるけど、全く畑違いの新書は手にもとりませんよね、子どもも一緒です。
しかし、知識の本を楽しく読めると、”自分で勉強する子”につながっていきます。
けんけんのお気に入りはこの本↓
(クリックで試し読みができます)
小学校~中学校レベルの内容ですが、分かりやすく体の仕組みについて書かれています。細かい内容は理解しきれていないと思いますが、口から入った食べ物が食道を取って胃~小腸~大腸を通ってうんちになって出ていく、ということは絵を見ながら分かっている様子です。自分で読めるようになったらさらに理解が深まると思います。
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子どもが何に興味があるかを観察して、その本を渡してあげると少し難しめの内容でも子どもは見ます。それを大人が分かりやすく解説しながら一緒に読むと、小さい頃から知識系の本に対する抵抗が減り、大きくなっても親しみやすくなるでしょう。(我が家もそれを期待しているところです。。。)
図鑑
図鑑は絵がたくさんなので、大人も一緒に見ててあきないですよね。図鑑を見慣れていると、小学校になって調べ学習が始まった時も楽に入れると思います。図鑑は内容を楽しむこともそうですが、何か分からないことがあった時に調べるのに使うツールである、という認識を子どもにも持ってもらえるといいと思います。
3歳を過ぎると、「〇〇ってなに?」「どうして×××なの?」と疑問がたくさん。全部に答えてあげたいけれど、親は百科事典ではないので「うっ…」と詰まることも。そこで図鑑です。「一緒に調べてみようか」と、一緒に調べて解決してあげる。小さい頃から一緒にやっていれば、字が読めるようになると自分でどんどん調べるはずです。
図鑑も、講談社のMOVE、小学館の図鑑NEO、学研の図鑑など、色々な種類がありますね。実際に三社の図鑑を使ってみた感想をまとめました。
子どもの図鑑、どれを選べばいい?講談社/小学館/学研を使って比較してみた!
子どもが欲しがるものをなんでも
まずは、子どもが欲しがる本をなんでも与えて本に対する距離がぐっと近くなるといいですね。子どもが電車の本を欲しがれば、ついでにもう2,3冊電車の本を与えてみてはいかがでしょう。一冊だけでなく、何冊も。本は親から子どもへの最高のプレゼントだと私は思います。
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