『うちの夫は仕事ができない』の最終回でがっかりした点。家庭と仕事の両立は無理?

先日(2017/9/9)に日テレのドラマ「うちの夫は仕事ができない」が放送されました。オンタイムでは見られなかったので録画で視聴。松岡茉優さん演じる夫ラブの小林沙也加と、錦戸亮さん演じる仕事ができない小林司の夫婦愛の物語を、毎週、松岡茉優さんの妻っぷりに憧れ萌えしながら(自分とは程遠い憧れの可愛い奥さん・・・)楽しく見ていました。

そして最終回もしっかり拝見しましたが!!!

最終回、やっぱりそうか~、でもなんだかな~、と、一人がっかり。

あらすじ(ネタバレあり・うろ覚え)

これまで仕事ができないといくつもの部署をたらい回しにされてきた小林司。配属先のイケイケ営業一部では不器用ながらも成果を出し続け、最終回前の話でばっちり成果を出して社長賞を取った小林司、仕事ができる夫に成長しました。(実は不器用なだけで仕事ができないわけではなかったのでは疑惑は置いておいて・・・)

仕事ができる夫になったのはいいけれど、家にも仕事を持ち帰り、夕食中も仕事の電話。朝食も取らず、「いってきます」「いってらっしゃい」の時さえ顔を合わせずに・・・。妻・沙也加が愛情込めて作ったお弁当も、ランチミーティングで食べ損ね、さらに司は沙也加を気遣うつもりで「当分お弁当はいらない」と告げる。そんな状況に妻・沙也加は「何か違う・・・」と、家出をします。

家出中にも会い、仲直りか?と思いきや、「自分は家族のために仕事を頑張っている!」「違うでしょ、あなたは自分のために仕事をがんばってるんでしょ!」との押収。妻が家出をし、司はインスタント食品で凌ぐ日々。仕事も大詰めを迎えます。そんな中、沙也加は家出しながらも夫の健康を気遣い煮物の差し入れ。それを食べながら、沙也加のお弁当日記をふと読み返します。そこには、お弁当を作ることで夫と一緒に頑張っている妻の思いがあふれていました。そして司は、「自分が本当に大事にしないといけないものは家族だ!」と気が付き、今回のプロジェクトでも連続社長賞受賞できたのに、自ら上司に「社長賞は辞退する。自分は家庭を大事にしたい」と告げる。上司は「あいつバカだな。だから仕事ができないのか」とつぶやく。家では「自分にとって大事なのは家族だ!」と宣言し、ハッピーエンド。

ドラマの最終回に対する不満

表面上はハッピーエンドなんです。でも、本質的にはハッピーにはなっていない。なぜか?結局、家庭と仕事の両立はできない、という現代社会を、都合の悪い部分はオブラートに包んでキレイな所だけをキレイにまとめただけだったから。

小林司は、仕事ができる男になった。周りからも称賛され、遣り甲斐のある仕事を任され、小林司自身も仕事が楽しくなり、頼られることが嬉しくなった。妻も夫には仕事ができるようになってほしいと願っていた。でも仕事ができるようになり、大変な仕事を任されて家庭がおざなりにされてしまった。結局、仕事は諦めて家庭を優先することにした。これって本当にハッピーか??

あくまでこれはドラマ。だったら、多少現実味を帯びなくてもいいから、ドラマの中だけでも家庭も仕事も両立して真の「仕事ができる男」になった(若しくは目指そう)って終わり方はできなかったのだろうか。ドラマの中では仕事も家庭も両立可能だって在り方を見せることはできなかったのか。

実社会での仕事と家庭の両立とは

このドラマは、仕事ができないけど家庭は大事にしている男像は描写できていたと思う。でも、ドラマの中での「仕事ができること」と実社会での(特に妻目線での)「仕事ができること」がリンクしていないように思う。妻としては、会社ではちゃんと出世して且つ父親業もちゃんとやってこそ、「仕事ができる男」だと思うのだ。

子どもが小さいうちは早く家に帰宅することが最も求められる。子どもとの関わりにおいても、妻を助ける意味においても。でも子どもが大きくなったらどうだろう。父親は背中で語れって言うけれど、まさしくそれだと思う。子どもだって、毎日早く帰ってきて無難な話しかできない父親よりも、大きなプロジェクトを任されて、忙しくてなかなか一緒に過ごす時間が少なくても、休日には顔を合わせて仕事の話を聞かせてくれる父親の方が尊敬できるのではないか。(365日忙しくて帰ってこられないのは問題外)

我が家は共働き。まだ子どもは小さく、夫の職場は決して暇ではなく忙しい部類に入る。子どもがまだ5歳と1歳と小さいため、私の本音は「早く帰ってきて育児も家事も手伝ってほしい」。でも、それよりも夫には仕事を頑張ってもらってスキルを身に着け、ちゃんと出世してほしいと思う。

子どもが小学校中学年にもなれば、親の仕事の話も多少分かるようになってくる。その時に、自分の父親(母親)の仕事はどんなものか、どれだけ責任のある仕事なのか、やりがいのある仕事なのか、これを子どもに話してあげられるのが父親が子どもにできる一番の教育ではないか。父親の背中を見て、将来自分はどんな仕事をしようかと子どもがワクワクしてくれれば、それが子どもの将来に大きな架け橋となるに違いない。

ワークライフバランスが叫ばれて、昔のようにモーレツにただ働けばいいという世の中ではなくなった。共働きで、夫婦揃って働く家庭も増えている。父親だけでなく、母親も成果を出して出世したい考えの人もいるだろう。私も子育て第一だが、あわよくば出世したいと思う。

そうした時に、家庭を優先したい人は会社の出世コースから外れざるを得ないのは、これからの社会としてどうなのか。子どもがいない人(会社に多くの時間を割ける人)だけが出世しやすい世の中でいいのか。会社にも変革が求められるが、個人が家庭も仕事も目指さない限り、社会は変わらない。

「うちの夫は仕事ができない」のドラマを見て、ありきたりな最終回にがっかりしながらこのようなことを考えた。

LINEで送る
[`livedoor` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

某シンクタンクでフルタイム総合職のmajikoです。 2013年に長男、2016年に長女を出産。日々時間に追われるワーママですが、子どもの教育も、自分の人生も諦めたくない!と欲張りに生きています。 共働きワーママならではの視点からのブログです。少しでもお役立ちできれば。