「家庭優先でいいから!」上司の何気ない言葉に表れる職場での無意識なワーママ差別

子持ちで働く上で、上司からの言葉は人一倍気になるもの。

2018年5月に二人目の育休から職場復帰して、一番しんどかったのが上司からの「家庭優先でいいから!」という言葉。

復帰仕立ての頃は少し「ん?」とひっかかったものの、まぁ子持ちだし、そう言って頂けるなんて有難い!!と思ってしまった私。

でも、賞与面談や子どもの体調不良で休んだときなど幾度となく言われ続けて気がつきました。

・・・これって、耳障りよさそうな言葉並べてるだけで地味にワーママ差別してない?

上司の意図

色々なハラスメントにシビアになってきている昨今の職場において、マタニティハラスメントにならないよう、性差別にならないよう、特に女性に対する発言には気を遣っている人が多くなってきました。でも、耳障りのいい言葉を並べて「自分はハラスメントしてない!」と思っていても、実は言葉の裏にはワーママをモヤモヤさせる要素がある言葉って結構ある。

言っている方は「ちゃんと部下のプライベートも気にかけてあげてて、オレってすっげーいい上司☆」とか思ってる。

でも言われた方からしたら?時々、フォローな感じならそこまで気にとめないものの、何度も言い続けられるとその裏が見えてきてしまいます。

■「家庭優先でいいよ」

→ どうせ今日も早く帰るんでしょ?大きい仕事は任せ(られ)ないから、残業なしで定時で帰っていいよ~。働くママさんって家でも大変だ!オレも子どもいるからわかるよ~(育児は全部奥さんやってくれてたけどねテヘペロ)。仕事は(仕事だけに全力投球できるメンツでやるから、いつ休まれるか分からないアナタは)気にしないで!

■「子どもにとってママは一人しかいないから!」

→子育における母親の存在って大事だよね~、オレも子どもいるから子育ての大変さは(子育て担当していた奥さんの姿を見ていたから)わかるよ。え、保育園?保育園なんて、発熱したら母親が帰宅しないといけないんだから。結局スケジュール読めないし大きな仕事は任せられないの。だから簡単な事務作業でもやっといて☆でもこれ直接言っちゃったらハラスメントになるから、「子どもはママが一番」って言っとこう。

■「無理しないでね」

→なんかしんどそーだなー。でもプライベートのことに触れてハラスメントで訴えられてもこっちが困るし、とりあえず優しいっぽい言葉をかけとけばOKだろ!!あっでも無理しなかった場合のツケは自分でなんとかしてね~、その覚悟で子ども預けて働いてるんでしょ。

勝手に色々想像しすぎな部分もあると思います。こんな悪意を意識して毎回発言している人はそうそういないと思います。でも、言たま~~~~にかけられる言葉ならこんなに言葉の裏を気にしたりもしませんが、かなりの頻度で言われ続けると…あまり気にしない性格になりたいなあ。

でも、こんなにも気になるのは「母親オンリーにかけられている言葉」だからです。。

その言葉、ワーパパにもかけてます?

上記の言葉、気になるのは働くパパ、「ワーパパ」にも同じ言葉を言っているのか??90%、言ってないですね(少なくとも私の歴代上司は)。

ワークライフバランスや働き方改革が叫ばれる昨今の世の中においても、男性が企業戦士であることが大前提となってしまっているこの世の中。

男性社員にも「家庭優先でいいよ!」「子どもにとってパパは一人しかいないから!」こんな言葉をかけている上司、どの程度いるんでしょうか。

男性は奥さんが妊娠しようが子どもが生まれようが、そう簡単には勤務時間・勤務内容は大きく変わらない、いや変える必要がないことが大前提となっている。女性は働く場所が家庭から職場へとシフトしつつあり、それに伴って職場も少しずつ変わり始めようとしているのに、男性の働く環境は全く変わっていない。女性だけしか変わっていない。

女性だけいい感じの言葉でケアしておけばOKって価値観がまだまだ根強いです。なのでいい感じの言葉を男性社員にも向ける必要がある、という意識が会社にはまだまだ足りていない。だから女性ばっかりがモヤモヤし続けているのではないか・・・

じゃあ何て言ってほしいかって?

色々と書きましたが、じゃあ何ていってもらえればこのワガママなワーママは満足するのか!?

私は、言葉じゃないと思っています。

「家庭優先でいいよ」

この言葉、言葉だけならとってもありがたい。だって熱で急に休まないといけない場面は絶対あるんですもの。

でもね、マネージャーは言葉がけだけで満足しているから下っ端はモヤモヤするのです。

大事なのは、キャリアプランを一緒に考えてくれること。

家庭優先になってしまうのは、いったいいつ頃までなのか。家庭優先したとして、その後のワーママのキャリアプランを会社としてどう考えているのか。一時的に一線を退いていても、子どもが大きくなったらまたチャンスを与えてくれるのか。昇進スピードはどうなるのか。ガマンしなければならないのか。どうすれば、同期と同じタイミングでの昇進ができるのか。

上司一人だけでなく、会社としてワーママのキャリアプランをしっかりとマネジメントしていかないといけないのだと思います。

きっと会社として、ワーママに限らず、今は家庭を優先したいワーパパにとっても家庭優先にした場合のキャリアプランをどう考えればいいのか。会社として、家庭優先する人材であってもその能力を100%活用するにはどうすべきか。まだまだ検討ポイント、課題はたくさんあると思います。

個人のハラスメントの問題で片付けるのではなく、会社としてどう取り組んでいくのか。

職場での無意識なワーママ差別に対しては、会社も巻き込んでの解決の糸口が必要になるのでないでしょうか。

LINEで送る
[`livedoor` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

某シンクタンクでフルタイム総合職のmajikoです。 2013年に長男、2016年に長女を出産。日々時間に追われるワーママですが、子どもの教育も、自分の人生も諦めたくない!と欲張りに生きています。 共働きワーママならではの視点からのブログです。少しでもお役立ちできれば。